![]() 盛り上がるアシカショー ![]() ひっそりたたずむサカサクラゲ ![]() ペンギンもいます。 |
家族サービスにはうってつけ芭蕉もびっくりして二の句が継げなかった名勝・松島。この元祖観光スポットにも、水族館はちゃんとある。「マリンピア松島水族館」だ。 訪れた日はおりしも毎年恒例の「カキ祭り」で大賑わい。ワタシも駅を降りてすぐに漂い出す焼きガキの香りに激しくそそられるが、まずは水族館である。祭るのはそれからだ。 この水族館には、有名なものがふたつある。ひとつはアシカショー、そしてもうひとつはラッコ。家族連れの観光客にとっては最強の布陣である。実際、アシカショーには子供たちがびっしりと群がっていた。このアシカがまた客あしらいがうまくて、おともだちもおおよろこびである。ワタシは司会のおねーさんがめちゃくちゃ「アニメ声」なのが気になって仕方なかったが。 ラッコの方も、激しく水槽内を回転しながら泳ぐさまは「はりきってまあす!」というカンジでケナゲである。しかし観ていた子供は怖がって泣いていた。きっとテレビなどからのイメージで、もっと小さくてのんびりしたものだと思っていたのだろう。ワタシも最初はそうだった。実際見てみると、ラッコは意外にデカくてすばしっこい。 他にもイロワケイルカやバイカルアザラシなどの海獣、ピラルク・マンボウといった巨大魚など、見栄えのするものを揃えていてサービス精神旺盛である。おとうさんとおかあさんは松島の枯れた景色を見ながら海の幸に舌鼓、そして子供たちは水族館でアシカとあくしゅ。よく出来たレジャー施設と言えるだろう。 余談。水族館を見終わったワタシは、いさんでカキ祭り会場へと赴いた。しかし場内はマイ七輪やマイバーベキューセットを持ちこんだ地元の人たちで占められ、無料配給のカキは全て平らげられたあと。それではと15分並んで買おうとしたカキめしは売りきれてるわ、同じくらいの時間並びなおして買ったカキ入りお好み焼きにはカキが入っていないわと、ワタシはさっぱり祭らせてもらえなかったのであった。くっそー。 |