沖縄 海洋博公園

訪問日:20010807
レポート作成:20010821

ママおおはりきり。
元気にがんばるイルカ部隊
ごったがえしてます。
きゅうくつそうなジンベエザメ
マターリ
ぼんやり浮かぶマナティ

ビーチのそばであえてサメを眺める


 水族館を見に夏の沖縄まで行ってきた。ビーチやダイビングスポットがいくらでもある沖縄で、わざわざ水族館なんて……と思われるかもしれないが、これがワタシのライフワークだからいいのだ(←実はリゾートが苦手)。
 沖縄本島北部の本部(もとぶ)半島、かつて万博が開催された跡地に「海洋博公園」という広大なテーマパークがある。面積70万平方メートルの敷地には熱帯植物園や民俗博物館、アスレチック広場などの様々な施設が点在し、その中にお目当ての水族館もある。
 ちょうどイルカショーをやるタイミングに到着したので、まずは野外ステージ「オキちゃん劇場」へ。すぐ背後にサンゴ礁の海が見えるプールで、スターイルカである「オキちゃん」をはじめとするイルカ部隊の演技が続く。プールにはオキちゃんの子どもの「サミちゃん(沖縄サミットにちなんでつけられたらしい)」と、最近生まれたゴンドウクジラの赤ちゃん(名前募集中)がいっしょに泳いでいたのだが、ショー要員じゃないのに見よう見まねで演技に参加しようとしてたのが実にけなげで愛らしかった。
 さて水族館本館は、ふたつの大水槽を中心に構成されている。ひとつはご当地の海を再現した「サンゴの海」、もうひとつはサメ・エイを中心に据えた「黒潮の海」。このサメ・エイ槽が実は最大の見もので、マンタ・ジンベエザメ巨大魚両巨頭を大阪海遊館に先駆けて飼育しているほか、尋常でない種類のサメ・エイを鑑賞することができる。その大きさと数の多さは、けっして小さくないはずの水槽がひどく窮屈に感じられるほどだ。こんなサメざんまいな水槽はちょっと他にはないだろう。サメフェチはGOだ。
 またカサゴやオニヒトデなどの危険動物を、緊急時の対処法と合わせて紹介する展示も目を引いた。さすがビーチの多いこの地域ならではだ。
 屋外にはほかにもウミガメ館マナティ館があり、とくにマナティ館は必見。3頭のマナティがまったりとニンジンを食べる姿は、のほほんとしていて非常になごむ。
 公園全体からすると水族館施設は小規模だが、670円という入場料を考えれば(ちなみに公園自体は無料)なかなかのものだと言えるだろう。また、現在2002年の公開に向けて新水族館を建設している最中なので、それが終わったらぜひ再訪してみたい。
 ちなみに園内にはちょっとしたビーチがあり、海水浴を楽しむこともできる。もとよりリゾートに背を向けてストイックに水族館行脚を続けるワタシであるが、せっかくだからちょっと泳いで帰った。海パン持ってきてよかったぜ(←どこがストイックだ)。



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